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日常のメンテナンス

定期的な点検や車検は、車をよいコンディションに保つために当然重要です。
それだけではなく、日常の皆さん自身によるメンテナンスというのも非常に重要なものです。大した手間をかけることなく
皆さんが愛情を持って車に接してくれるだけで、車をよい状態に保つことができるのです。

ここでは、そんな日常の点検が大切な箇所についてご紹介いたします。

エンジンオイルの交換

エンジンオイルは人間の体で言えば血液に相当します。
血液がドロドロの状態になれば健康を害するのと同じで、エンジンオイルが
劣化したまま走行を続ければ、エンジンにダメージを与えてしまいます。
その為、定期的な交換が必要です。
交換の目安としては、走行距離で5,000Km。もしくは前回の交換から半年
になります。

 

オイルフィルターの交換

オイルエレメントとも呼ばれます。
エンジンオイルの中の不純物を取り除き、エンジン内部をキレイに保つ役割
を果たしています。
交換の目安としては、エンジンオイルの交換、2回に1回ごとです。

オートマチックオイル(ATF)の交換

オートマチックトランスミッションの内部の潤滑、あるいはエンジンの動力の伝達といった役割を果たしているのがATFです。
ATFもエンジンオイル同様に劣化し、その結果、燃費性能が悪化したり変速ショックが大きくなったりしますので、定期的な
交換が必要です。
交換の目安としては、走行距離で20,000Kmです。

ブレーキパッドの交換(ディスクブレーキ)

ブレーキローターと呼ばれる円盤状のディスクにブレーキパッドを押し当てることにより摩擦力を発生させて、減速させる役割を果たしています。
摩擦を繰り返すことにより摩耗していきますので、その減り具合によって交換が必要になります。
目安としては、走行距離で30,000~40,000Kmとなりますが、定期的な点検が必要です。

ブレーキシューの交換(ドラムブレーキ)

ドラムブレーキの場合は、タイヤと一緒に回転するブレーキドラムの内側にブレーキシューを
押し当てることにより発生する摩擦力で車を止めています。
ブレーキパッドと同じく摩耗していきますので定期的な点検と交換が必要になります。
交換の目安としては、走行距離で50,000Kmです。

ブレーキフルードの交換

ブレーキペダルを足で踏んだ力をブレーキに伝える役割を果たしているのがブレーキフルードです。
したがって非常に重要な『安全に車を止める』という重責を担っているのです。ブレーキフルードは主に水分が混じることにより劣化します。
交換の目安としては、2年ごとになります。

ラジエーター液の交換

LLC(ロングライフクーラント)とも呼ばれるラジエーター液は、エンジン内部を循環してエンジンを冷やす役割を果たしています。
交換の目安としては、2年に1回程度になります。
なお、万が一、リザーバータンク内のラジエーター液が全てなくなっていたような場合は、液漏れ等のトラブルも考えられますので、早めに点検・修理を行ってください。

 

エアクリーナーの清掃など

エンジンは空気を吸い込んでガソリンと共に燃焼させ、その爆発力で車を動かす力を得ています。
その空気を吸い込む際に、空気中の不純物がエンジンに入り込まないようにフィルターの役割を果たしているのがエアクリーナーです。通常、エアクリーナーBOXと呼ばれる箱の中にフィルターがセットされています。このフィルターが汚れていたら目詰まり防止のために清掃が必要になります。
交換の目安としては、走行距離で50,000Kmです。

バッテリーの点検、交換

エンジンの始動時や、エアコン・カーオーディオなどの電装品を正常に
機能させているのがバッテリーによって得られる電力です。
長い期間車に乗らない、あるいは普段買い物の足程度の距離しか乗らないという場合や、エンジンを止めたまま電装品を使用したりしているとバッテリーは消耗してしまいます。
またエアコンを頻繁に使用する夏場や、逆に気温の低い冬場はバッテリーに
負担をかけます。季節の変わり目にはバッテリーの点検を心掛けましょう。
バッテリーの寿命は2年~5年と言われていますが、車の使い方により大きく異なります。エンジンをかける際の『キュルキュル』という回転音が鈍くなってきたり、ヘッドライトが暗いなと感じたら要注意です。

※エコカーのバッテリーにはご注意ください。
最近のエコカーは常時充電を行うのではなく、一定量まで充電すると充電を止め、一定量に足りなくなると充電を再開する『充電(発電)制御』を行っています。
また、アイドリングストップ車は、非常に短いサイクルで充電と放電を繰り返すため、短時間で効率よく充電できる専用バッテリーを使用しています。
これらの車には、必ず専用バッテリーを使用してください。


 

タイヤの点検、交換

よく言われることですが普通乗用車の場合、タイヤ1本あたりハガキ1枚の面積で接地しています。つまりハガキ4枚の面積のみで1トンを超える車重を支えている訳です。タイヤにどれだけ大きな負担がかかるか、よく分かりますね。
皆さんの命を乗せているタイヤですから、それこそ車に乗る度、空気圧や目立った傷がないかといった点は是非チェックしてください。
またタイヤの溝が十分に残っていたとしても、タイヤのサイドウォール(側面)に傷やひび割れがある場合、タイヤの交換時期だと思ってください。


 

タイミングベルトの交換

簡単に言うと、エンジンの吸気と排気のタイミングを取っているのがタイミングベルトということになります。
そして万が一、このタイミングベルトが切れてしまった場合、エンジンに深刻なダメージを与えてしまいます。
交換の目安としては、走行距離で10万Kmです。

 

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